2020/04/01 12:07

こんにちは、フェアトレード雑貨工房colorsです。
学生時代からフェアトレードの活動を始めて、気がつけば10年以上。
当初はこんなに長く続くとは、あまり予想していませんでした。
それよりも目の前のワークショップやイベントをどうするかで頭がいっぱいだったのを覚えています。

10年以上経つので、フェアトレードの活動をしていることは私にとって人生の一部であり、ごく自然なことなのですが、残念ながら世間ではまだまだ珍しいようです。
今日は活動を始めたきっかけを紹介させて頂きたいと思います。

私は小さいころから海外の文化や英語に関心がありました。
中学2年生の時に、ドキュメンタリー番組「世界がもし100人の村だったら」を見て、衝撃を受けました。
当時14歳だった自分よりも年下の女の子が学校に行けず、毎日ゴミを拾って生計を立てたり、ストリートチルドレンの子たちがお湯が通る水道管で暖を取ったりする姿を見たからです。

それまで学校に通うことも毎日暖かいご飯を食べることも、あまりに当たり前すぎて、感謝すらしていなかったのですが、そんな自分が恥ずかしくなりました。
「開発途上国で困難な環境に置かれた女性や子供たちのために、何かできたら…」と考えるようになりました。
そして高校、大学で、国際交流や福祉関係のボランティア活動、JICAが主催するイベントなどに参加していました。
学生団体を立ち上げ、収益を途上国に送るチャリティーコンサートを主催したこともあります。

しかしその中で活動資金の不足など、ボランティアによる活動の限界性を感じたのも事実です。
「社会貢献や国際協力のために継続的に活動するにはどうしたらよいか?」をテーマに、大学では社会学を専攻。
当時広がり始めた「ソーシャルビジネス」の可能性について、関心を持つようになりました。
そんな中で出会った形の一つがフェアトレードでした。
大学の近くにあるフェアトレード・ショップでインド産のビーズに出会い、素直にその可愛らしさ、デザイン性の高さなどに惹かれ、数か月後には自分でインドのNPOの門を叩いていた…という感じです。
元々プロダクトやデザインに関しては無知だったので、自分自身も少しずつ勉強しながら、同時に行動に移してきたというのが正直なところです。